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ロータスグリルを使いこなせ!

 ロータスグリルとは「煙が出ない」が売りの炭火を熱源とするグリルです。

 私が最初に使ったのは約10年前、ちょうど巷で話題になっていた頃です。売り文句を鵜呑みにして室内で使ったところ煙いは焼けないわで、煙探知機が感知しないかビクビクしながら3時間近く焼けない肉を腹を空かせて凝視していた苦い思い出があります。それからも懲りずに焼肉をするときはロータスグリルを使い続けた結果、10年経ってようやく使いこなせてきたような気がしますので、バスコ流の使い方をお披露目します。なお、あくまで私個人の体験記です。試してみようという方は、自己責任でお願いいたします。

 ロータスグリルを活躍させる秘訣、それは“炭“です。次の2種類を用意します。

オガ備長炭

 ホームセンターなどで販売されているバーベキュー用のマングローブなどの炭は火力が弱く、もちもよくありません。おすすめはズバリ“オガ備長炭“です。10kgで2000円程度で少々保管場所はとりますが、かなりの回数使えますのでコストパフォーマンスは抜群です。オガ備長炭の難点は火おこしが少々難しいところですが、この後ご紹介する方法を使えば誰でも簡単にできます。

着火用成型炭

 もう一つあるといいのが着火用成型炭です。これは粉状の炭を固めたもので着火しやすいという特徴があります。

炭の加工

 オガ備長炭、成型炭のいずれも元々のサイズのままでは大きすぎてカゴに入りませんし着火もしませんから、細かく割ります。道具はなんでもいいのですが、100円ショップで売っている包丁とゴムハンマーで十分です。

もう10年くらい使っているので汚い…

 包丁を炭の上に置いてその背をハンマーで2、3回叩くと割れます。固い場所において叩かないとうまく割れません。まな板のようなものを用意しても良いのですが、炭が周囲に飛び散って汚れるのを防ぐため、オガ備長炭の箱の中で未使用の炭を下敷きにすると良いでしょう。オガ備長炭は3cm程度で輪切りに、成型炭は4つになるように縦に割ります。どちらも炭粉を固めたものなので結構簡単に割れます。

叩き割った成型炭
輪切りするように叩き割った備長炭

 炭を割ったら、下の方に成型炭を置き、その上にオガ備長炭を入るだけ置きます。上の方は火が回りにくいので、比較的小さめのものを最上部に置くと良いでしょう。

下に成型炭を置く

燃焼促進剤

 ロータスグリル公式の説明書でもゲル状の燃焼促進剤を使用することになっています。どのメーカーのものでも変わりありませんが、容器が柔らかいものの方が絞り出しやすいのでおすすめです。個人的に愛用しているのはキャプテンスタッグのファイアマックスです。

ロータスグリルのファン交換

 どこかのブログ(探しましたが見つけられませんでした)で、ファンを強力なものに交換するという記事を見て、マルツオンラインからCFM-4010-03-20という型番のファンを取り寄せ交換してみました。確かに風力は上がっていますので効果はあるようです。

ロータスグリルの火おこし

 最初は蓋を閉めず、オープンな状態で燃焼させた方が元気に燃え上がります。ある程度炭がおこってきたら、チャコールコンテナの蓋を閉めて金網をセットします。ちなみにこの金網は熱くならないので、火力がイマイチな時は外して炭を入れ替えたりすることもできます(チャコールコンテナの蓋は熱くなるので気をつけてください)。

元気に火柱が上がっています

 

Basco