ぼっちギターレッスン [コードを理解する]
コードって理解するの難しくないですか?
ギターの練習で「コード」がよく分からなくてうやむやにしていませんか?
音符を見て「あー、Cメジャーってドミソのことか」とわかったような気がする。
だけど、いざギターを握るとそんなことはすっかり頭から消え去って、ひたすらタブ譜どおりに弦を押さえるだけ。
これじゃあ、音ゲーやってるのとあまり変わらないような……。
私もそうです。
そんな私が「コード」を理解するまでの探索の記録です。
コードの森で迷子になる(ギターを初めてから約4年)
CメジャーとかDマイナーといった名前は知っている。だけど練習するとき見ているのはひたすらどの指でどの弦を押さえるかだけ。タブ譜の上にコード名が表示されているけれど全く見ていない。見ても意味がわからないから。
それでも今まで全く挑戦したことがないわけではない。「初心者だって大丈夫!」と親切丁寧な解説満載の「指板図くんのギター・コード講座」も読んでみたし、CAGED理論の解説も読んでみた。だけど全然頭に入ってこない。
そしてようやく気づいたことは、「自分の頭の中でよく考えないとわからない」ということ。もっと早く気づけよって感じだけど、なんとか「コード」を理解したい。
小学生レベルまで戻ってコードのおさらい(2022.11.30)
そもそも私には音楽の知識がほとんどないから、基本からおさらいしないとダメかなと思い至った。そこで小中学校レベルに一旦退行ということで、「ちびむすドリル」というサイトでわかりやすい資料を発見した。
なんかそよ風のようにスッと入ってきた。つまり
- 全音とはピアノの鍵盤でいうところの白鍵、半音とは黒鍵のこと(まあこれは知ってる)。
- 「全音ー全音ー半音ー全音ー全音ー全音ー半音」と音階を並べたものが長音階。ドレミファソラシドは、Cメジャー(日本語だとハ長調。ドレミファ・・・はハニホヘトイロなんだとか)。このパターンを守るために、例えばト長調(ソから始まる)の場合は、ファがファ♯になる。
- 音階は1度、2度と数える(例えば、ドから見て、レは2度高い音、ミは3度高い音ということ)。
- 3和音とは、ルート音(日本語では「根音」)から3度ずつ高い音を2つ重ねたもの(例えばドをルートとしたドレミ、レをルートとしたレファラ)
- 各調の1番目(I:1度)、4番目(IV:4度)、5番目(V:5度)の3和音を主要三和音といい、重要な役割を持つ。Iはトニック、IVはサブドミナント、Vはドミナントとも言うらしい。どこかで聞いたことがある大事そうな呪文なので覚えておこう。
チート級のわかりやすいコードの解説本を発見した!(2022.12.5)
すごい本を見つけてしまったかもしれない。
「基本5コードを変形!あらゆるギター・コードが身につく学習帳」
この本の最初で取り上げているパワーコード、
6弦をルートとすると
2フレット右隣りの5弦は5度上
その下の4弦は1オクターブ上のルート
となる。つまり
6弦8フレットをルート(ここはCになる)とすると、
5弦10フレットはG(Cの5度上)、
4弦10フレットはC(ルートの1オクターブ上)
となる。
結果、Cのパワーコード完成(パワーコードは3和音のうち3度の音を省略したもの。今の例だとCEGのEが省略されてCGとなる)。
同様に
5弦をルートとすると
2フレット右隣りの4弦は5度上
その下の3弦は1オクターブ上のルート
となる。同じくパワーコード完成。
私にとっては、まさに「開眼」。今まで1〜6弦の並びを「EADGBE」と単に暗記していたけれど、よくよく考えると6弦と5弦、5弦と4弦、4弦と3弦はそれぞれ4度の等間隔になっていることに(いまさら)気づいたとさ。