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暑い日が続きます。
「一生使えるギター基礎トレ本 ギタリストのためのハノン」のPART2に入ったところで「スケール」と再会しました。簡単に言えばドレミファソラシドの音階のことです。かつて一度挫折しています。
今回もヌルーかなーと思っていたのですが、ぼっちギター歴4年目になると一味違います。何かすごく大切なことのように思えて、調べてみました。すると「ギター上達のための全知識」にこんなことが書かれていました。
ギタリストはみな遅かれ早かれ、スケール練習に戻ってくるのだ
やっぱり大切なんだ。そして同書には、
基本となるのが、この7ポジション…親指を軸として考えると、左右5フレット以内でスケールを弾くことが可能でしょ?つまり”最小限の動きでスケールを弾ける運指”がこの7ポジションなのだ
とも書かれていた。が、「ハノン」に書かれているのは5ポジション。とりあえず、この5ポジションを覚えることにしました。
「覚える」とはつまり暗記ということです。歳をとって記憶力が衰えてしまった……と日頃実感する我が身には辛い。いや、よく考えたら若い時も記憶力はよくなかった。なんでも歳のせいにするのはやめよう、と思い直し頑張ることにしました。
「ハノン」では、5ポジションをAGEDC型としていますが、最初はなんのことやら。しばし考え、多分それぞれのスケールの中にコードで押さえるポジションが含まれているという意味なんだろうと理解しました。
タブ譜を見ながらなんとか弾けるようになりましたが、タブ譜なしでは全く弾けない現実に直面。一弦あたりの指の押さえ方パターンは4種類ですが、これらのうち、
「● ●●」「●● ●」のどちらが正解か当てずっぽう
「● ●」は右寄りか左寄りか当てずっぽう
というあたりが特にネックでした(図がないから分かりにくいですね)。しばし考え、「ドレミファ…」と頭の中で言いながら弾けばいいのでは」と思いつきました。
ギターはひとつ飛ばしのフレットで一音上がるのが基本ですが、ファ(F)とソ(B)だけは例外ですぐ隣りのフレットを弾くことになっています。
ちなみにYousician直伝の覚え方は、BigCat EatsFast。BとC、EとFは隣りのフレットという意味です。
この方法はなかなか良かったです。そして何度も弾くうちに徐々に指が覚えていくような気も。7月後半からは練習前の指慣らしとして5つのポジションのスケールを弾くことを習慣化することにしました。
それにしても、今まで謎に満ちていた指板上の音の配置が徐々にわかってきました。「今更かよ」って気もしますが、多分音をある程度鳴らせるようになる前に、この部分で行き詰まったら、絶対ギターを止めていたと思います。初心者のうちは理屈よりもとにかく指が動くようにすることを最優先にするべきだとつくづく感じました。
そして「究極のギター・トレーニング・バイブル」の方は、オルタネイトピッキングの練習でした。どれにも共通することですが、一定以上のスピードになると突散らかしてしまいます。途中からは課題を離れて、とにかく速くピッキングできることを目指して、6弦をひたすらボボボボボと弾き続けたり。始めた頃はとにかく弾ければよしとしていたのですが、地味な反復にも楽しさを見出せるようになった今日この頃です。