ピックのはなし
大体つまずいてばかりですが、最初の難関はオルタネイティヴピッキング〜下から上に向かって弦を弾く〜ピッキングでした。何度やっても、ピックと弦が喧嘩して、ピックの方が飛んでいきます。ピックの当て方とか腕の振り方とか、いろいろコツがあるようですが、また悪い癖が出て今度はピックのせいだと思い込み始めました。
最初に買ったピックはFENDERのティアドロップ型のミディアムでした。よく見る形だし、まあ中くらいの硬さでいいのかなという安直な理由で選びました。ピックは消耗品と誰かが言っていたので、すぐダメになるんだろうと思って10枚セットで買ったのですが、全然ダメになりません。まあ確かに擦り減るのですが、練習量が少ないのでそんなに急激に擦り減らないし、そもそもどのくらい減ったら替え時なのかも分かりません。
上手くならない原因をピックのせいにした私は、JIM DUNLOPのピックを試してみることにしました。最初に試したのは、JAZZ III、JAZZIII ULTEX、JAZZ III XLでした。いずれもいいピックなのでしょうが、私にはサイズがやや小さいと感じました(XLは大きめのサイズなのですが、FENDERよりも持つ側のアール(曲線)が大きい分、面積がやや小さい。)。
相変わらず自分の練習不足を棚に上げて、ピックの硬さの問題なのだと決めつけた私は、次にFENDERのHEAVYを試しました。これは、JIM DUNLOPのピックやFENDERのMIDIUMよりもしっくりしました。まあ、もうピックのせいではないと観念したというのもあったと思いますが。結局、今もFENDERのHEAVYを使用しています。さらに硬めが好みかなと思ったら、EXTRA HEAVYを試してみるのもいいでしょう。
そういえば、オルタネイティヴピッキングはいつの間にか(おおむね)できるようになりました。肘を中心にし、手首を柔らかくしてピッキングするといいとか、いろいろ先生たちがYouTubeで教えてくれましたが、結局は時間をかけて繰り返すことなんだと実感しました。