2014年 アメリカ
ドキュメンタリ番組製作者のピートは、竜巻の映像をなかなか撮影できずに苛ついていた。そこに、撮影チームの一員である気象学者アリソンから、まもなくシルバータウンに竜巻が発生すると報告があった。半信半疑ながらピートはシルバータウンに向かった。ピートの自慢の装備は、風速75メートルでも耐えられる装甲車タイタス。彼はそのタイタスで竜巻の目を撮影しようとしていた。
その頃シルバータウンの高校では卒業式を行っていた。式の途中、突然天候が悪化したため生徒たちはシェルターに避難した。その後間もなく竜巻の第一陣が街を襲った。学校で生徒たちを避難させていた教頭のゲイリーは、長男のドニーが友人の課題の手伝いのため、学校ではなく廃工場にいることを知り救出へ向かった。その途中でピート達のチームと偶然出会い、彼らの協力も得て無事ドニー達を救出した。
第一陣の竜巻が去ったシルバータウンの空で、再び複数の竜巻が発生した。そしてそれらの竜巻が一つに合体して前例がない規模の巨大竜巻に成長すると、街中の人々が避難しているシルバータウン高校のある方に向かった。
ピート達は急いで高校へ向かい全員をスクールバスに分乗させ、別の場所に避難させた。しかし車列の途中で鉄塔が倒れ、ピート達は先に進むことができなくなってしまった。止む無く付近にあった施工中の大口径の排水管の中で竜巻をやり過ごすことにしたが、竜巻の威力は強大で排水管の出口の柵が飛ばされそうになってしまった。このままでは全員助からないと考えたピートは、タイタスに乗り込むと出口の柵が飛ばされないように車体を押し付けた。恐ろしいほどの強風を耐えしのぐと突然風が収まった。竜巻の目に入ったのだ。一瞬の静寂の後、さらにひどい強風が襲ってきた。推定風速は135メートル。タイタスはその猛威に耐えられるのだろうか……。
本作はパニックものですので、ストーリー自体にそれほど深みがあるわけではなく、カジュアルに鑑賞できるエンターテイメント作品です。なので、語ることもあまりありません。ラストシーンが衝撃的です。気になる方は最後の15分だけでも観て下さい。必見です。(もちろん全部見た方が楽しいですけどね)
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