Yousicianは音認識が優れていて、アンプから出る音もかなり正確にiPadのマイクで拾って正しい音か判定してくれます。その精度は某アプリと雲泥です。
しかし周囲の雑音やアンプのボリュームによっては、うまく拾ってくれないことがあります。疑惑の判定にイラッとさせられることが時々あったので、より正確性を高めるためにiRig2を使って有線接続してみました。
IKMedia社のiRig2は、エレキギターをiPadやPCに接続するためのインターフェイス機器で、アプリでエフェクトをかけることもできるので、これ1つでアンプやエフェクター要らずのギターライフを送っている人達も多数いるようです。価格も5000円程度とお手軽です。
さて、さっそく繋いでみると、セッションしているかのようにバッキングと自分の演奏音が一体となってアンプから出力され、自分の演奏がハマっているのか浮いているのかよく判るようになりました。Yousicianも「よく聞こえないよ」と文句を言うこともなくなり判定の正確性も向上しているようです。
しかし、これで練習が捗るなと思ったのも束の間、リピートするとひどいハウリングのような症状が発生してしまいました。異常を検知したYousicianがキャリブレーションするよう促してきますが、何度やっても同じ症状が不規則に発生してしまいました。しばらくは「こんなものなのだろう」と諦めていたのですが、アンプではなくヘッドフォンに出力してみたところ、問題が起きることはありませんでした。どうやらFenderMustangI(V.II)(又はモデリングアンプ全般)との相性が原因だと推測し、ヘッドフォン、ヘッドフォン端子に接続した外部スピーカー又はLINE入力できるアンプから音を出すことでトラブルフリーで演奏できるようになりました。
一番おすすめの接続方法はモニターヘッドフォンです。自分の演奏しているギター音を忠実に届けてくれるので、下手さ加減をしっかりと自覚できます(笑)私が使っているのはAudioTechnicaのATH-M20xですが装着感もよく、ギターの練習のほか、PCで映画鑑賞するときにも愛用しています。